数値標高モデルから、斜度、傾斜方位、仰角、太陽入射角などの地形パラメータを計算します。
ターミナルで以下のようなコマンドを入力します。
$ terrain.py dem.tif 斜度と傾斜方位 $ terrain.py dem.tif direction 仰角 $ terrain.py dem.tif sun_el sun_az 太陽入射角 $ fangle.py dem.tif direction 仰角(高速) $ skyview.py dem.tif num 天空視野要素 $ fskyview.py dem.tif num 天空視野要素(高速)
- 仰角は指定した方位(direction)に対する値をすべての画素に対して計算します。
- 太陽入射角(の余弦)の計算には太陽高度(sun_el)と太陽方位(sun_az)が必要です。
- 天空視野要素は計算する方位数(num)が増えると計算時間がかかります。16方位程度で十分です。
- 高速用のfangle.pyとfskyview.pyはfortranで計算を行っています。これらを利用するにはFORTRANフォルダに含まれるファイルのコンパイルなどが必要です。fortran.shに必要なコマンドが記載されています。
GEOTIFF形式の数値方向モデル(dem.tif)が必要です。KibanDemを用いて作成する事ができます。
Python2.7で動作を確認しています。
- sys,numpy,osgeoが必要です。
- 自作のライブラリterrain_utilにGEOTIFFの読み書き、地形パラメータを計算する関数が含まれています。
- fangle.pyとfskyview.pyではos,subprocessも必要です。
- FORTRANコンパイラ(gfortranなど)が必要です。
- 飯倉善和:数値標高モデルの投影変換に用いる内挿法の評価、日本リモートセンシング学会誌、21(2)、pp.150-157、2001
- 飯倉善和:数値標高モデルの内挿と高速な地平線計算、GIS-理論と応用、8(2)、pp.1-8、2000
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